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シーナ「くそっ!何か武器になりそうなものは!?」
衛兵「これを使え!」
衛兵から予備の剣を投げ渡される
シーナ「見かけのわりに意外と軽いな、やるしかないのか…」
盗賊A「ほらほらほらほら!!よそ見してると殺っちまうぞ!!」
ヒュン キン!
シーナ「危な!間一髪だったな」
盗賊A「変な格好してるだけのただの素人かと思ったら、不意打ちを防ぐとはなかなかやるなっ!」
キンッ!
盗賊達は鉄板などを使わない身軽な革製の装備で少し大き目のナイフを使っている
シーナ「こっちも見知らぬ土地でただでやられるわけにもいかないんでなっ!」
鍔迫り合いの状態から、前蹴りで盗賊を突き飛ばしその勢いのまま間合いを詰めて一気に畳み掛ける
シーナ「ふんっ!」
盗賊A「ぶふっ…」
剣よりリーチが短い盗賊の攻撃はシーナに届く事もなく、少し息を整えて周りをみると衛兵達も皆勝利していた
ステラ「ふ~ん、なかなかやるわね?盗賊と戦っていた時のスタイルといい黒髪といい、ますます伝説と同じですわね…」
シーナ「ん?なんか言った?」
ステラ「なんでもないですわ、さあ、もう街は見えてるんですし、またこんな輩が来ないうちに急ぎますわよ?」
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