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落ちていく三日月を観ながら
堤防沿いを歩いた
見覚えのある制服を着た
後輩たちが下校していた
すぐ感化されてしまい
"あの頃"に戻りたくなる
三日月がゆっくりと落ちながら
宵闇が包んでいく
時間は前にしか進まない
"あの頃"に戻りたくても戻れない
すぐ感傷的になる癖
いつまで経ってもなおらない
人生の頂点が"あの頃"だったからか
"今"は恵まれていないのか
周りから観れば恵まれているのかも知れないけれど
私自身が過去に執着する時点で
そうでは無いのかも知れない
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