第1章 事件勃発

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 すぐさま吉村弁護士が、末永宛に話し合いに応じなければ業務上横領罪で告訴する旨の内容証明郵便を送ると、こちらの狙い通りすぐに返事が来た。そして、当社の法務部ミーティングルームにて研究開発委託費の残金8000万円の返還をめぐる話し合いをすることとなった。  当日、末永は、西崎と言う弁護士を連れてきた。僕はこの日、始めて末永に会うこととなった。
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