転機と昇華

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「私はアフロディーテといいます この世界を創造した神の、お友達です あなた方にダンジョンマスターをやらせたのは世界神、お説教してあります」 ……お説教のところでアフロディーテ様が一瞬怖くなったが気にしたら負けだな 「この世界は、これより“半独立”して頂きます しいてはあなた方に役職をお願いしたいのです―――― ミハイユが誇らしそうにしていたのはこれか……彼女はなんとなく分かっていたんだな…… 謹んで、お受け致します 「さあ、皆さん外に出てみましょう! わたくしの夫と、お姐様がアキレアさん達とこちらに向かっていますよ!」 みんなが「ふぇ?!」ってなっている 空にあるのは、なんとも…突っ込みどころ満載な光景 緑の強い光をあちらこちらで点滅させながら、空中をゆっくりと進む……世界樹 エルフは皆その背中から純白の翼を生やし、ヘルメットを被ってゆっくり世界樹の周りを飛んでいる 3対の純白の翼を優雅に羽ばたかせたアキレアが、4人のおぞましい程の神気を纏った美女達、大天使達と緑の光を発して先導している 世界樹な外見はは日立グループが直径10kmぐらい?になったような横に長い巨大樹だ 葉っぱが全て透き通っていて、エルフの皆さんはこの下で暮らしているそうな 緑の光は地球の夜間の超重量物輸送のオマージュ、邪神はふざけるのがお好きなのでした かくして聖水が湧き出る神聖な湿原に世界樹が根を下ろし、地下には花や野菜が咲き乱れた神殿がある、エルフと獣人の楽園が出来上がった 閻魔は、新婚ラブラブだ 魔王はこれからも人間族の暴走に対する抑止力としてのんびり暮らしていく…目に余る者はネーロが断罪するだろう 世界神は、ビアンカ ビアンカを先輩として導くのは天使長となったアキレアだ オリガ「さあ、皆 世界の新たな門出を祝おう」 ダークエルフの女王の音頭でみなが笑顔で一斉にグラスを鳴らすのだった Fin
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