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なぜその発想に至ったのか…ここまでの少ない情報にきっかけがあったはず
ダンジョン開設予定地の立体映像を出して、よくよく見る
先程は気にならなかった、畑らしき部分の濃淡
暗い青の立体映像の中で家は強く白に光っている
畑は白い光に濃淡がある
１５つぐらい弱々しい光の家があり、２つだけ背景と同じ青い家がある
強く光る畑は少ないし、四角い造詣が見られるだけで青い畑も多い
「この映像の色の違いの意味はなんなの？」
《知的生命体、及びそれに付随するものの生命力・活動具合を表しています
白い光が強いほど、活発・健康となります》
そうなると
１、畑は大半が駄目になっている
２、光の弱い家は多分老人の一人暮らしか病人
３、青い家は空き家で青い畑は完全に駄目になった畑
今は家は１７軒だけ元気が無く、そのうち２軒は空っぽというわけで、そこまで酷い状態ではないのかもしれないけど
元気な畑と家のバランスが明らかに悪い
「……ダンジョンマスターという名の救世主をやれっていうことなのかしら？」
《…………………》
コアからは何も音声が無かったが、何故か肯定されている気がした
うん、敵対は可能な限り避けましょう
因みに立体映像を縮小したらかなり離れた位置に、村の１０倍ぐらいある集落があった
ただ間に険しい山脈らしきものがあるので付き合いは多分無い
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