近衛隊長の処女懐胎

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強烈な音と共に、ギルベルトが後ろにひっくり返りかえる。派手に尻餅をついた音に驚いて、寝台のレオが泣き出した。 頬を真っ赤にしたまま硬直するギルベルトを横目に、バシリーはレオを抱き上げ、優しく揺らしてあやす。 「おー、よちよち。泣くな泣くな、大丈夫だよ」 「あ、あ、ば、ばしり」 ギロリとギルベルトを睨むと、ヒュッと息を飲んで黙り込んだ。 さぞかし驚いただろう。まさか、バシリーに殴られるとは夢にも思わない筈だ。 「ギルベルト」 「は、え?え?」 「もう主従じゃなく夫婦なら、遠慮はいらねぇな。言っておくが、俺を妻にしたいなら尻に敷かれる覚悟を決めろよ」 その情け無い主人の股座に、つま先を伸ばす。 軽く踏み付けて捏ね回してやると、ギルベルトは子猫のような声を上げた。 「ま、待ってくれ、ば、バシリー」 「子供は産んでやってもいい。けどな……自分がしでかした事を考えれば、分かるだろ?もう優しいだけのバシリーじゃあねぇからな」 快楽と混乱、そして下克上の恐怖に体を震わせるギルベルトに、バシリーはいつもの笑顔を向ける。 「レオを寝かせておくから、今のうちに風呂行って尻の中まで綺麗にしてこい」     
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