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もちつけ、兎に角一度召喚してみよう。先ずは悪魔からだ。
悪魔を生み出すとボインボインで褐色肌のネーチャンが現れた。え、何これ? サキュバス?
「お初にお目にかかります我が主人、どうぞ私に名をお与え下さい」
「お、おう。じゃあジェクメで」
「有難う御座います我が主人!」
「わぷ!?」
感極まったのか知らないが抱き着いて来たジェクメ。む、胸に顔が埋まるだと?
「おーい、タップしてるぞ。そのままだと窒息するんじゃないか?」
「は!? 申し訳ありません!」
「ゼーハー、次は気を付けてくれ」
「天使はー?」
「今から召喚するから少しは待てよ・・・って、うげ!? 悪魔って3万も減ってんじゃんか!」
「10万達成のご褒美だからねー」
「まぁ足りるから良いけどさ、お次は天使っと」
天使を生み出すと今度は純白のドレスに身を包んだ女性が現れた・・・え、天使って羽無いの?
「我が主人、私は貴方様の元へ嫁ぐ事になりました。末永く幸せな家庭を築きましょう」
「・・・は?」
「天使は女性率が高過ぎて婚期を逃す者が数知れず。その中で遂に私は主人と言う名の旦那様を得る事が出来たのです! 子供は何人が良いですか? 私はダース単位でも大丈夫ですよ?」
「子供でチーム作る気かよ!? てか、結婚しねーし」
ダンジョンで産まれたモンスターは子孫を残す本能が無いんじゃなかったか? いや、何か過去を持ってるし、もしかして天使と悪魔は別の場所から呼び出しているのか?
「そ、そんな!? では私を捨てると言うのですか?」
「捨てる訳ねーだろが。それにダンジョンで活躍してれば、お前を好きになって結婚を申し込んでくる奴なんかすぐに現れるぞ?」
「ご命令をマイマスター!」
「先に命名させろや。お前はロギシュな」
「拝命いたします。それでご命令は?」
さて、何をさせようかね。過去を持っているなら人生いやさ天生経験を生かせる仕事をさせてみるのも良いかもな。
「お前占いとか出来たりしないか?」
「出来ます。ポピュラーな物からマニアックな物まで、行き遅れを逃れる為に数々の占いに手を染めましたから」
「業が深ぇよ。その占いを使って占い師として店を出すぞ。好みの男が客で来たら自分をアピールでもしてみろや」
「何て素晴らしいお役目! お任せ下さい!」
「あ、ジェクメは整体師な。お前の胸は男どもが群がる事間違いなさそうだから、試しにやってみてくれ」
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