第1章 ー最悪な出会いー

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中学生の頃、高校の体験入学で行った弓道部見学。 そこで私は、ある先輩に一目惚れした。 その先輩はフォームが凄く綺麗で、部長としての凛々しさなどあり、なんて格好いいんだろうと思った。 そして私は、この学校に入学した。 あの部長さんと一緒に弓道をやりたいと思ったからだ。 無事に入部届けを出し、新入生の自己紹介をした。 すると、2年の先輩1人がお休みだったらしい。 その先輩に会ったのは3日後だった。 あまりやる気があるように見えないし、自己紹介をしても無愛想で練習もいい加減な感じでやっていて、見ていて腹立たしかった。私は弓道をしに入部したのに、練習もろくにしていない。 とても先輩として敬いたくないし、極力関わりたくもない思っていた。 その時までは…。
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