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フタリ…お似合いだよ。
花火が舞う夜空の下で
私は独り泣いていた。
どうして『好き』って
素直に言えなかったのかな。
今更どんなに後悔をしても遅いのに…。
『独り残して置いてけないよ…』
『瀬那のことが好きなんだよね?』
違う…。
この気持ちに鍵をかけなきゃ。
早く忘れなきゃ。
手遅れになる前に…。
『う…っ。』
でも心の底では
これで良かったなんて…
これっぽっちも想っていない。
本当は嫌だよ……。
弱虫な自分にすごく後悔してる。
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