#彼からの優しさ
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#彼からの優しさ
「どうした?」 「な…何でもないっ!私帰るね!?じゃ…」 来た道を戻ろうとした瞬間。 手首を掴まれる。 「なんで帰るの。今来たばっかでしょ?」 「でも…、」 「僕の後ろ着いてくれば大丈夫だから。おいで」 そう言うと巽くんは、 ゆっくり。ゆっくり。 フタリの方向に向かって歩き出す。 仕方なく私は言われるままに、彼の後ろを着いて行った。
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