#彼からの優しさ

1/3
前へ
/41ページ
次へ

#彼からの優しさ

「どうした?」 「な…何でもないっ!私帰るね!?じゃ…」 来た道を戻ろうとした瞬間。 手首を掴まれる。 「なんで帰るの。今来たばっかでしょ?」 「でも…、」 「僕の後ろ着いてくれば大丈夫だから。おいで」 そう言うと巽くんは、 ゆっくり。ゆっくり。 フタリの方向に向かって歩き出す。 仕方なく私は言われるままに、彼の後ろを着いて行った。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加