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「ごめんなさい……、」
ただただ謝ることしか出来なかった。
「戻ろう?花火まだ間に合うよ」
俯きながら首を横に振る。
「…どうして?」
「私はここで十分だから…」
たった独りで居たい。
瀬那が他の誰かと笑い合う姿なんて…
見たくない。
見たら泣いちゃうに決まってる。
だったら、ここで花火見てた方がいいんだ。
きっと。
「独り残して置いてけないよ…」
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