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「瀬那が大好きです…!!初めて話した日から、瀬那に恋してましたずっと」
ずっと言えなかった『好き』の言葉。
一生伝えることは無いって、今日まで想ってた。
だけど、巽くんに背中を押されて気づいたんだ。
瀬那が誰かを好きでいたとしても。
この気持ちを伝えなきゃ、一生後悔するかもしれないって。
伝えないで、この恋を終わらせるよりも伝えてから終わらせたい。
「え…それ本当…?」
目を見開きながら明らかに戸惑っている瀬那に、私はそっと縦に頷いた。
そんな私を見て、瀬那は何故か手を伸ばして。
「なんだ…両想いじゃん」
微かに震えた手が、優しく頬に触れた。
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