話は虎蔵の父と母の出会いから始まる

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若夫婦 みなさんのおかげでこんな素敵な家ができて、とても嬉しいです 俺の仕事で喜んでくれる人がいるなんて、ありがたいことだ 虎蔵 病気になる 川のほとりでうずくまっている虎蔵 猫族の看護婦さんが通りかかる どうしたの 熱があるみたいなんだ あらら たいへんな熱 私が働いてる病院で見てもらいましょう 大工の親方のうちで住み込みの見習いをしているんだけど 家賃と食事代をタダにしてをもらう代わりにお給料はなくて 病院にかかるお金がないんだ いいのよ お医者の先生に頼んでこっそりで診てもらうから 病院のベッドで インフルエンザだって 3日間くらいここで寝てれば、きっとよくなるわ 親方には、私が連絡しておいたから 親方なんて言ってた? 病院代は払ってあげるって いい親方ね そうなんだ 厳しいけど 優しんだ親方 看護婦さんは名前は何ていうの 私?  私の名前はハッチよ ミツバチみたいな名前だね そう私両親が早くに亡くなったから、みなしごハッチなの 虎ちゃんのお父さんとお母さんは? この陸地の西の果ての国に住んでいるよ どうして、虎ちゃんはこんなところにいるの? 幸せを探しているんだ ふーーーん あーハッチさんに会いたいよう むかし、子供のころ 父さんに 恋ってどんな感じ? なんで恋をするの?     
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