98人が本棚に入れています
本棚に追加
「あなたは、私のモノだから、誰にもあげない。」
「っ!!?・・・本当に?俺から離れない?」
「もちろん。いつかこんな家で暮らしましょう。」
完成を共有出来る相手と出逢ったのだ。彼を手放さず傍に居るといいや、居たいと強く願った瞬間だった。
「嬉しいよ、月依!」
「もう・・・迷ったりしない。
(あなたのお父さまにもハッキリ言うわ。あなたは、画家になるんだって。)」
「じゃあ、誓いのキスを・・・」
「喜んで。」
夕焼けの差し込む部屋の中で2人は、永遠をこのときは誓って愛のキスを交わした。
》 》
未来がようやく輝きだしたハズだった。でも私たちの障害が巨大で強かった。2人で乗り越えるには、大きすぎた。
中途半端な覚悟が私たちを引き裂いたのだ。
《 《
「いったいいつまで、だだをこねているんだ。」
最初のコメントを投稿しよう!