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愛が私を蝕んで終わらせていくのなら・・・私は、そのまま終わってしまいたい。
《 《
温かだった日々が終わりを告げようとしていることを知ることも感じることもなく過ごしていた。長雨が続き月依は、体調を崩していた。
「月依さん・・・俺、今日帰ろうか?」
燵夜は、父の命令で地方工場視察のお供をこの頃させられていて帰れないでいた。もちろん大学の集まりだと月依には、話していた。
しかし月依の体調が心配でならない。
「大丈夫。
熱も下がったしマスターが世話を焼きに来てくれたわ。」
お粥を作る伯父の後ろ姿を見ながら答えた。
「そう、なら・・・安心だね。」
「ええ。だから雨が止んで落ち着いたらゆっくり帰って来て待ってるから。」
「判った・・・」
電話を切ったものの彼女が心配でならなかった。
「月依、出来たぞ。少し食べてから寝ろ。」
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