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そんな地球に、太陽系の星たちは、少しでも近づきたい、仲良くしたいと思っていたのです。
その中にはうぬぼれ屋の太陽も含まれていました。
そのため、ほとんどの星たちは、近づきたいという思いを抱いていても、直接口にすることはありません。
それを口にしてしまえば、太陽の機嫌を損ねてしまうという気持ちがあったのでしょう。
太陽の機嫌を損ねて、惑星たちの公転を拒否されてしまえば、秩序は乱れ、太陽系は崩壊してしまいます。
そんなことになれば、太陽にも影響が出ることになってしまいますが、それに気づくとは思えません。
そんな空気の中、太陽に対して反発する星がひとつだけありました。
それは、地球の衛星である月でした。
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