P×LOVE

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「地球は嫌がっているよ。大体、君と地球が釣り合うわけないじゃないか」 そして、毎回のように横から口を出してくる月も、地球にとっては悩みの種でした。 太陽をたしなめたいと思っても、月が出てくることによって、毎回のようにケンカに発展してしまいます。 叶うなら、月には黙っていてほしいのです。 それなのに、いつも太陽と張り合うように口を出してきます。 星はとても長い寿命を持っていますから、長い年月の中で、地球がため込んできたストレスは爆発してしまうのです。 「いい加減にして。私はあなたたちの『物』じゃないの。私にとっては、太陽も月も欠けては困るものだわ。それなのに、事あるごとにケンカして、私にだって、私の気持ちはあるんだからっ!」 ずっと言えなかった思いを吐き出しているため、普段は優しい地球には、妙な迫力がありました。 普段では考えられないほどの剣幕だったのです。
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