雨の予感

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雨の予感

私は窓から外の景色を見ていた。 今日の朝は雲がひとつもない青空だった。 気がついて空を見ると 空は暗雲に覆われ  風は北風だ 空は今にも冷たい雨が降りそうだ 冷たい雨よ降らないで…… 私は祈りながら 私は黙って外を見てた。 私は朝の天気予報を思い出した 「今日も穏やかな1日になるっていってたのに」 誰にともなく言う。 「予報は外れる……?」 私たちの予想に反して冷たい雨は今にも降りそうだ。 私は悲しい気持ちを抑える。 夫と待ち合わせをしていた私は「もうすぐ夫が来る時間だ」と思い時計を見る。 私は夫に言わなければならない大切なことがある。 私はある「疑い」をかけられている。 何も知らないで優しく笑う夫を見ると私は言えなかった。「今日こそ夫に言う」と心に強く決めても夫の顔を見ると 私は言えずに「明日こそは……」と先伸ばしにしてしまいて ついに今日になってしまった。 私は再び外の景色を見た。  私は「冷たい雨が降ってくる」予感がした。 私は黙って外を見ていた。
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