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ゲインが身を引くと、チンピラは気絶し、そのまま地面に倒れ込んだ。
ドサ。
倒れ込んだチンピラを確認してから、ゲインはその場でクルリと踵を返す。
踵を返すと、その先には先ほどゲインにボルと呼ばれた男性が立っていた。
ゲインとボルの視線が合い、二人はほとんど同時にうなづく。
カルロットとアーニャがチンピラをそれぞれ倒し、残るはソフィアのみ。
ソフィアは自分もチンピラを相手にしながら、カルロットとアーニャの戦闘もチラチラと盗み見るようにして、見ていたりする。
二人がチンピラを倒したことが分かると、ソフィアは顔をチンピラへと向け、
「よーし、あたしも!」
とどこか嬉しそうに言って、気合いを入れた。
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