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この刺青は王族の者にしか掘られないものだった。
(とすれば…)
とオーナーは驚愕の表情のまま、最終的にある考えに行きついた。
(目の前のこの少女は本物…!?)
目を見開き、オーナーは自らが出した答えに驚く。
オーナーの反応を見たソフィアはオーナーがやっと自分のことを理解したことが分かった。
「やっと理解してくれたようね…」
ソフィアは疲れたように小さく言う。
オーナーとソフィアの一連のやりとりを見ていたミューゼは呆気にとられたまま、
「うそ…」
とまだ信じられないらしく、半ば茫然と小さく呟いた。
ミューゼの小さな呟きソフィアの耳にも届いている。
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