夏の想ひ出 徳田 重胤

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夏の想ひ出 徳田 重胤

夏の想ひ出 徳田 重胤 1 坊さん こと 徳田 重胤君 夏休み入ってからは 朝夕のご本尊様への挨拶のお勤めは 習慣化しているため 特に意識はしていないが ふと「わしは ほんに このお寺継ぐんかなあ?」と中二になってからは将来を考えるようになってきていました。 夏休み入ったばかりの ある日 芸術部写真部門の友人たちと連れだって九頭竜市営球場へ 夏の高校野球 西東京予選を見物に 暑い中 自転車で 出掛けて来たのだが 桃果林高校対日の本三高校戦 何気に 日の本の方が 名前知ってると そちら側スタンドで 観戦となり。 天池部長や ちゅーさんは コンパクトなカメラで 野球の試合をパシャパシャ撮影しているのだが わしは どうも 静物とか 景色をじっくり構図とか考えて撮影するのが好きなようで  スポーツとかの 一瞬一瞬を 切り取る 写真が苦手なんだよなあ なんて 思いつつ。。。。 ちゅーさんなんか  動きに合わせて 長し撮りだなんて ピンボケ写真ばかり撮影してるけど  わしには あそこまで アクティブにはできんなあ なんて。。。。
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