夏の想ひ出 天地 和夫

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夏の想ひ出 天地 和夫 2  うんなぁ 歴史とか 苦手なあたしには ちんぷんかんぷんだったのだが。。。。 まあいいや ではでは 天地部長の想ひ出 続けますかね 調べもの 一段落ついた その時 図書館 閲覧室にて あれ? 見知った顔を 彼は 見つけたそうで。 芸術部前部長にして 現在生徒会長 夕空中学三年生の 棚橋 洋子(たなはし ようこ)先輩 彼女 ショートカットが 似合う 美形(どちらかというと 宝塚の男役?)みたいなぁ イケメン系 あたしたち 下級生 憧れの女性なんだが。。。。 お互いに目線が合って 気がついて 「棚橋先輩 調べものですか?」 「そういう 天地君も 相変わらず 勉学に勤しんでいるねえ 私は 息抜きで 詩の本借りに来たのさ」 と 詩集を数冊 手にとって見せては 「そう言えば 詩と絵の世界八月号見ましたよ 先輩 佳作入選 おめでとうございます」 「ハハハ あれは たまたま 文芸部の瑞穂(みずほ)の詩とコラボさせてもらえたからねえ。かく言う 君らの世代は どんな素晴らしい軌跡残してくれるのかなぁ?」 「はい そうですねえ まあ 有望なのが いますからね 楽しみにしてて ください」 閲覧室から 少し 離れて 会話をした 二人は  再び 閲覧室へと 戻って 各々 やるべきことを 開始となったようですね あたしさ どうも 図書館って言う 静かな雰囲気 苦手なンだよなぁ まあ でも 知的な二人 いいよなあ 図書館似合っちゃててさ 閑話休題 あはは 天地部長 作業に没頭しているうちに 棚橋 洋子先輩に ふと 視線を移しては。。。。。 ドキン 。。。。。えっ?   つづく
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