第二の殺人

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「それは無いわ。 証拠はないけど信じてほしいとしか言えないわ」 ラプンツェルが言ったその時だった。 「じゃあ確かめてみる? 」 二階からシンデレラの声が聞こえた。 シンデレラは左側の階段の扉の前に立っていて皆んなシンデレラに注目した。 「どういう事かな、シンデレラ姫」 「言葉のままだ。 確かめてみるか? 実は私の部屋の中に小さな穴がある。 その穴は奥の部屋に繋がっているんだ。 その女の人の部屋にな。 そこの化け物だったら通れるんじゃないか? 」 シンデレラは落ち着きを取り戻したのか普段の様子と変わらない姿を僕達に見せた。 「化け物ではないが良いアイデアだ。 すぐ行こう」 小人はそう言ってソファーから飛び降りて僕達に目配りしてシンデレラがいる階段の方へと上がっていった。 僕達も続けて階段を上がり、シンデレラを先頭にして奥の廊下へと足を進めた。
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