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「シンデレラ痛いわ、やめてよ」
ラプンツェルは悲痛な声をあげた。
僕とグレーテルもシンデレラに背中を押される様な形で部屋の外に投げ出された。
部屋の扉は無情にも閉まり、廊下には静寂が訪れた。
「あの様子だと僕達は信用されていないみたいだね」
小人は呆れたように言った。
「まあ、後で僕がシンデレラのところに行くよ」.
「ところで私達はどうすればいいの? 」
「とりあえず一回広間に行こうか。 少し考えたいし皆んなで固まって行動していた方が狙われにくいしね」
小人はそうと言うと広間の方へと足を進めた。
確かに皆んなで固まっていた方が安全だ。
ラプンツェルもいるし大丈夫だろう。僕一人ではグレーテルを守れないのでとても心強い。
グレーテルの様子はさっきから変わらずずっと不安そうな表情を浮かべている。
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