第三の殺人

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「嘘でしょ…… 」 まさか白雪までもがやられるなんて…… 白雪が部屋に戻ってから広間には誰も通らなかった。という事は左側の廊下に人喰い狼はいるという事だ。 僕は怖くなって周りを見渡した。 「本当だ! 皆んなを白雪の部屋に呼んでくれ」 ここに呼ぶのか? それは危険じゃないのか? もしかして小人が犯人なのかもしれない。 おばあさまの死体を一番初めに発見したのも小人だ。それに白雪も小人が発見している。 まさか皆んなを白雪の部屋に集めて一気に殺すつもりなのかもしれない。 「あっ…… 」 冷静になって考えてみると小人には殺人が不可能な事を思い出した。 「何をしているんだ! 早く皆んなを呼んでくれ! 広間は危険だ! 」 小人の怒鳴る声を背に僕は広間へと向かった。
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