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改めて由梨を見る。
……本当に綺麗になった。
最後に会ったのは小学五年生の時だった。
当時ショートカットだった茶髪は、今は背中まで伸び、サイドテールになっている。
目鼻立ちはくっきりと整っていて、可愛らしさと艶っぽさを併せ持った、美少女そのものに成長していた。
「……何?」
「な、なんでも……」
ジロジロと見ているのがバレたかと、慌てて目線を逸らす。
由梨の目を気にしつつ、成長した彼女のスタイルを横目で見る。
思わず唾を飲む。
雑誌で見たグラビアアイドルのような恵体を前に、股間に熱が奔る。
Gカップはある大きな胸、細いウエストに胸と同様豊満な尻。
僕の理想そのままと言えるようなスタイルだった。
「ねぇ和樹」
「!……何?」
由梨に呼ばれて、慌てて返事をする。
彼女は頬を赤らめながら、恥ずかしそうに僕の股間を指さしていた。
「……それ」
「……あっ!ご、ごめん!」
慌てて両手で隠す。
僕のそれは固く勃起していた。
「着替えてくるから!着替えてくるだけだから!」
早足で階段を駆け上がる。
由梨の呆れ声を聞きながら部屋に戻った。
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