第1章 第2部 歯車

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第1章 第2部 歯車

2017年8月21日 めでたくオープンを迎えた。 だが気持ちは不安で募るばかり。 お客様は来てくれるのか。 そもそもこの店みんな知らないんじゃないか。 予約を見ても白紙が目立つ。 はぁー。 自然とため息がこぼれる。 そんな時だった。 チリンチリン お店のドアが開く。 「もうオープンしてるの?」 お客様だった。 俺「こんにちは!勿論オープンしてますよ!」 俺の不安をよそにお客様が来店し始める。 これはいけるかも!! 何故か勝手にそう思えた。 そしてオープンしてから2週間余りが経った頃から少しずつ運命の歯車が回り始める。 うちの新店舗は居抜き物件。 要は前も美容室だった所をそのまま美容室して使っている。 なので前のお店に来店していた方達が大勢いた。 その中の1人のお客様 仮にEさんとしておこう Eさんは中々のキャラクターの持ち主で 初めて会って最初の会話が風水の事だった。 詳しくは覚えてないが人にはそれぞれ相性というものが必ずある。 それを知っていれば貴方人生は必ず変わる らしい笑 その時話し半分に聞いていた。 そしてEさんなんだが 数々の恋愛経験を積んでいて皆んなの相談役になっていたらしい。 因みに今俺はこの人事を恋愛マスターと呼んでいてかなりお世話になっている笑 実はこのEさんとの出会いで俺の人生が大きく変わる事になるのだが この時俺はそんな事も知る由もなく日々仕事をしていた。
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