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第1章 第3部 恋愛マスターE
ユイと出会っても俺の気持ちに変化は特にない。
むしろどんどんすさんでいった。
俺の癒しは月に1回2人の子供と会うことだけだった。
そんなある日Eさんが来店した。
Eさんも俺と同じくバツ1。
いつもラストの時間に来るので
大体話し込んでしまう。
俺「実は俺バツ1なんですよね。」
Eさん「全然そんな風に見えないけどね笑」
何がオモロイねん笑
Eさん「彼女とかはいないの?」
俺 「もうそういうのは勘弁なんですよ」
Eさん「あんた!!!枯れちゃうよ!!」
俺 「えっ?笑」
Eさん「男も女も恋しないとどんどん枯れて
すぐに老けちゃうんだか!!」
俺 「枯れちゃうって何?笑」
Eさん 「とにかくあんたはこの先絶対に恋をする」
俺 「そんな事はありえまへん笑」
Eさん 「出会いとかいっぱいあるから!
しっかりとアンテナ立てときな!」
何故か説教をくらってる俺。
俺 「出会いなんてないっすよ笑
人生の半分以上はこの店に
いるんですから笑」
Eさん 「お客さんとかでいい人とかいないの?」
俺 「まあこないだ可愛いなぁって思う人は
来ましたけど」
Eさん 「ほら!ほら!ほら!」
とりあえず落ち着け笑
Eさん 「それが出会いなんだよ!!」
気持ちこもり過ぎで声でけーよ。
店内に響きわたってるから。
俺 「お客様はお客様なのでそんな事は
ありえませんよ笑」
そう
お客様はお客様なんだよね。
それ以上でもそれ以下でもない。
しっかりわきまえてる。
それでもEさんは止まらない。
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