ひねくれ者

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車の通りは少なく、適度に人が通る道に僕が居候している店がある。 そこの名前は喫茶 実蔓。 ここの亭主こと阿久井嵒は亡くなった奥さんが好きだった花を店の名前にしたらしい。 今では嵒さんの娘さんと一緒に切り盛りしている。 娘さんの名は阿久井鈴、何とも分かりやす名だ。 ここに住むことになった理由は長くなるから、言わないが、悪魔の力は時に役に立つ。 今の仕事とも呼べない事に役だって生活ができている。 説明じみた思い返しはここまでだな、
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