優駿牝馬データ分析

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【血統】 ノーザンダンサーの血脈を持つ馬が強いレースで、2003年の東京競馬場リニューアルオープン以降、父か母父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬が馬券に絡めなかった年はゼロ。2008年以降は、ノーザンダンサーのクロスを持つ馬が10連勝中と、他の追随を許さない状況をつくりあげている。なかでも、近年はヌレイエフ系やダンチヒ系、ヴァイスリージェント系の好走が目立つので、条件を満たす馬からは目を離せない。父方ではディープインパクトが断然の存在。2012年以降、3頭の勝ち馬を輩出し、2~3着馬も5頭送り出している。とりわけノーザンダンサー系との相性は抜群で、過去の勝ち馬はすべて母父ノーザンダンサー系。該当馬の出走があれば、たとえ人気薄だとしても軽視しないほうがいい。ディープインパクト以外については、突出した成績を残している種牡馬が現状見当たらない。このレースに限れば、プラス評価の種牡馬を掘り起こすのではなく、不振傾向の種牡馬を少し割り引いて考えるスタンスのほうが適切かと思われる。
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