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あれから、兄妹間でゲームの貸し借りや、こうして一緒にゲームをする機会が増えた。ロボットゲームに出てくる機体のプラモデルを藤代に見せたり、秋男が藤代に貸しているゲームの原作のライトノベルを勧めても、妹は驚くほどすんなりと受け入れてくれた。
今では兄妹三人でゲームショップへ買いに行ったり、藤代が俺とおもちゃ屋に寄ったり、秋男とは本屋に行ったりしている。以前では到底考えられないことだ。こんなことなら、もう少し早くカミングアウトしても良かったかもしれない。
けれど、妹を巡って喧嘩ばかりしている俺達の関係は相変わらず。
そんな中で現状、俺たち双子の間で当面一致しているだろう想いがある。それは、今後連れてくる可能性のある妹の彼氏の存在を、俺たちは認めたくないということだ。
妹は、本当に可愛い。
だから、もしも一つ願いが叶うなら、彼女に変な虫がつかないように見張っていたい。
志を同じくする、弟と共に。
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