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「昼間のOL辞めて こっちを本職にすれば、もっと早く借金が返せる」
「OLは辞めません!頑張ってやっと入った会社なのに!」
誰が〝レンタル彼女〟なんて怪しい商売を本職にするか!
桐島さんをキッと睨みつけると、彼は面白そうに鼻で笑う。
「ゲスな元彼の借金を背負ってしまった可哀想なあんたに、〝レンタル彼女〟はピッタリな仕事だと思うけどな」
静かにパソコンを閉じ、まるで勝ち誇ったように言った。
「現在 あんたに貯金はない。田舎のお母さんには心配掛けたくないから頼りたくない。かといって、期限までに返すあてもない」
アハハ…ないない尽くしだ…
「こちら側は、何処で調べてもらっても構わないクリーンな会社だ。報酬面も至って明瞭だし、顧客は会員制で安心な人間をチョイスしている」
それは最初に聞きました…
「あんた次第で二百万なんて、一年あれば余裕で返せる」
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