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桐島さんの眼鏡のレンズが店の照明に反射して、キラリと光る。
「それで、聞きたいんだけど」
彼が、キャラメルソースのかかったホイップクリームたっぷりのフローズンを 音も無く啜った。
げぇ、甘そ…
この男の見た目と飲み物の、ギャップがあり過ぎじゃない?
「例えば、どんな仕事?」
甘い甘いドリンクとは真反対の、意地の悪い顔。
でも、負けてなんかいられない。
「も、もっと普通の仕事です!こんな変な水商売みたいな仕事は」
「…〝こんな変な水商売〟って言った?」
眼鏡の奥の瞳が、恐ろしげに私を睨み始める。
「ち、違うっ!水商売をバカにしてる訳じゃなくて、私には向いていないというか、そのっ」
「期限までに二百万返せる具体的な仕事、最初に教えてやっただろ?いいよ、今からでもそっちに代えてやっても」
…教えてもらいました。
教えてもらいました、が。
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