第一章 罹患

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第一章 罹患

 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。  そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。  その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。  彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。   日本聖書協会 『口語 新約聖書』ヨハネの黙示録 第9章
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