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そんなオレをよそに柊羽は続けた。
「俺はお前のことを兄だとは思わない。
兄貴ヅラして話しかけてくるな」
「でも…」
「学校でも絡んでくるのはやめろ。アホが移る」
「でもオレにとって柊羽はもう、弟だから」
オレの台詞に柊羽の顔はみるみる歪んでいく。
やばい、更に怒らせた…。
また何か言われる!
そう思ったが、柊羽は何も言わずに立ち去ってしまった。
??
どうしたのだろうか?
もしかして呆れた、とか?
でも、オレはまだまだ諦めるつもりはなくてお風呂に入っている時も、スマホをいじっている時も柊羽のことで頭がいっぱいだった。
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