3917人が本棚に入れています
本棚に追加
/493ページ
まさに一変って感じ。
朝はおはようから始まり、食事を摂る。
準備を終えると一緒に家を出て、他愛もない会話をして登校する。
こんなの、出会った時には考えられなかったことだ。
「そういえば、柊羽、今日図書室くる?」
「ああ、そういえば返しに行かないとな。
結弦、今日居る?」
「うん、委員だから。
6時まで居られるなら一緒に帰ろ」
「ん」
こうして一緒に帰る約束もするようになったし、名前も呼んでくれるようになった。
そして、その日の帰り道、柊羽からマクド*ナルドに行こうと誘ってきた。
夜ご飯もあるからとオレはポテトとドリンクのみを頼んで空いていたボックス席へと向かい合わせに座った。
何か楽しい雰囲気ではないことは馬鹿なオレでも察することが出来た。
すると、柊羽から声を発した。
「…俺の話、してもいい?」
「…うん」
そして、ポツリポツリと話し出した。
最初のコメントを投稿しよう!