マッチョ男に教わる世界史と現代史

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その後の異形についての調査によると、 異空間に閉じ込められる前例がないのでお手上げ状態 カイトとレイヴンがあの穴を見つけて 灰黒コンビに知らせてくれなければ、 どうなっていたか分からないと研究員にいわれた 寮で暮らせなくなったから ギルドで寝泊まりすることになった 客室はないからロビーとか訓練所の待合室で寝る 家に帰れない学生もいるので、 人数が多いときはみんなで川の字になって寝ている 夏だから暑苦しい。 なぜ城に行かないかって? ああいうのめんどくさいからだ ギルドの中は相変わらず壁に釣り竿やルアーが飾られ、石造りのテーブルがいくつか置いてある どのクエスト受けようか話し合っている若い男女や年季の入った大剣を磨いている壮年の男、戦いが近いものの前に来たときと変わらなかった カウンターにはあの灰黒コンビがいた 依頼を受けるのだろう 魔法を教えてもらおうと思っていたが無理そうだな 2人が私たちに気づいた ユーリ 「おー、キョウとシノブじゃないか お前らも依頼受けるのか?」 恭平 「いや、今日は魔法とか教えてもらおうと思って」 キース 「なるほどな。リュシエルさんなら寝てるから助手の方に起こしてもらうといい」 …リュシエルってだれだ? そう聞くと キース 「…かわいそうだからギルドマスターの名前くらい覚えてやってくれ」 呆れながらも教えてくれた そんな名前だったのか 私は個体識別が苦手だからまたすぐ忘れそうだ 恭平 「忍は基本的に他人に興味ないんだよ で、覚えてもすぐ忘れる そんなのだからーーーー」 ガミガミうるさい、姑か。小言は聞き飽きた 少し話し込んだあと、灰黒コンビは去っていった
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