ヒーラー兼ホワイトドラゴンの契約者です。

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「ユーリ、ではその話をする時に私を呼びなさい。きっとその方が殿下の理解もはやいでしょう。」 フィーリーが提案する。 「フィーリーはいいの?妖精は余り人前に現れないんでしょ?」 「今回は特別よ。なるべくあなたが望む形で事が進むよう祈っているわ。」 フィーリーはそう言って消えました。 フィーリーは何を考えているのかしら? でも……本当にアルやマリー、サリー達と一緒に居られたらいいな。 そしてハクとも…… 「ハク、一緒に寝よっか?」 「キュウ~ン」 そう言うとベッドに入って丸まります。 可愛いです。 安心したのか朝までぐっすりでした。 朝は早くに目が覚めました。 ハクとお庭の散歩も出ました。 ハクは翼を広げ空へ向かって飛び出します。そして私の頭上をくるくると回っています。 背後から人の気配がして振り向くと、そこにはアルのお母様がいらっしゃいました。 「おはようございます。お早いですね。」 そう言うとにっこり笑って 「ユーリお早よう。あの子がホワイトドラゴンね?」 そう言って飛んでいるハクを見上げています。 「そうです。ハクって言います。アルから聞きましたか?」 「えぇ。それに色々とね…。ユーリあなたはいづれ『アルフレッドのお嫁さん』よ必ず戻ってきてね。」 あぁ待っていてくれる人がここにもいるのね。 「ありがとうございます。こんな私を認めて下さり…本当にありがとうございます。」 「あのアルフレッドがこんなに大事にできる女の子だもの。逃がせないわ!」 そう言って笑いながらお母様は屋敷に戻っていきました。 私なんかが嫁でいいのかしら? ていうか嫁?私が?いやいやだってプロポーズだってまだだし?ってかまだとか! ちゃんとそういう事考えたことなかったな。はじめ婚約者のフリから始まった訳だし… 一人で勝手に考えていると、サリーが呼びに来てくれた。 「ユーリ様!ここにいらっしゃったんですね。お部屋に行ったらいらっしゃらなかったので驚きました。」 「ごめんなさいね。ハクのお散歩に来てたのよ。」 そして朝の運動を終えたハクも戻ってきた。 「朝食にしましょう。」 朝食は久しぶりに揃って食ベることに。 お父様もお母様もアルもいてハクもいる。 この光景はとても素敵で幸せだなって素直に思う。 朝食が終わり、アルが出勤する時、 「ユーリ、明後日アロマの納品に行く日だよな?その帰りに殿下と会う事になると思う。」
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