美味しい料理の末

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美味しい料理の末

はじめに出てきた料理は前菜ね。 テリーヌが出てきました! 左端からナイフとフォークを使い切りながら食べていく。 アルも一緒のようだからルールはフランス料理と一緒かな? 次は黄金色に輝くスープ! アルに習って手前から奥に向かってスプーンを動かしスープを飲む。 「美味しいわ。」 思わず一言。 「ユーリの口に合って良かった。」 今日のアルはなんかいつもと違う様に見えるのだけど…気のせいかしら?やけに口数が少ない気もするけど、機嫌は悪くなさそうね? そんな事を考えていると、パンが運ばれてくる。 お皿に取りちぎってバターを塗り口に運ぶ。 外側のカリッとした感覚と中のフワッがたまりません! たくさん食べたいところだけど、ウエストギュウギュウなのでひとつでガマン(笑) そしてお魚調理です! 蒸した白身魚に美味しそうなソースがかかっています。色とりどりのお野菜も一緒に食べられる代物です。小さく切って口に運ぶ。 たまりません! ふっと視線を感じ顔を上げると、アルがニコニコ私を見ているではないですか! 「ユーリはホントに美味しそうに食べるな。」 改めて言われるとなんか恥ずかしいです。 「アルもちゃんと食べてくださいね。」 赤い顔をしながらも私は食べます! そこにレモンとバジルのソルベが来ました! 爽やかな香りと味で口の中がスッキリしました。 そしてお待ちかねのメインディッシュのお肉です。 子牛のステーキですって! サラダも一緒に運ばれてきました。 まずはお肉です! ナイフで小さく切ったお肉を口に運ぶ。 ジュワーって口の中に肉汁が広がります。 アルをこっそり盗み見るととっても優雅に食べておりました。 そう言えば私、今日マナーのお勉強中でした。 すっかり目的を忘れていました。 でも……どうやらフランス料理のようだから、なんとか大丈夫そうな気がしてきました。 あれ?サラダってどうやって食べるんだっけ? アルの食べ方を見てからね…… 皿を持たずに、メインのお皿に移して食べるのね! 危なくお皿を抱えて食べるところだったわ!
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