476人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
美味しい料理の末
はじめに出てきた料理は前菜ね。
テリーヌが出てきました!
左端からナイフとフォークを使い切りながら食べていく。
アルも一緒のようだからルールはフランス料理と一緒かな?
次は黄金色に輝くスープ!
アルに習って手前から奥に向かってスプーンを動かしスープを飲む。
「美味しいわ。」
思わず一言。
「ユーリの口に合って良かった。」
今日のアルはなんかいつもと違う様に見えるのだけど…気のせいかしら?やけに口数が少ない気もするけど、機嫌は悪くなさそうね?
そんな事を考えていると、パンが運ばれてくる。
お皿に取りちぎってバターを塗り口に運ぶ。
外側のカリッとした感覚と中のフワッがたまりません!
たくさん食べたいところだけど、ウエストギュウギュウなのでひとつでガマン(笑)
そしてお魚調理です!
蒸した白身魚に美味しそうなソースがかかっています。色とりどりのお野菜も一緒に食べられる代物です。小さく切って口に運ぶ。
たまりません!
ふっと視線を感じ顔を上げると、アルがニコニコ私を見ているではないですか!
「ユーリはホントに美味しそうに食べるな。」
改めて言われるとなんか恥ずかしいです。
「アルもちゃんと食べてくださいね。」
赤い顔をしながらも私は食べます!
そこにレモンとバジルのソルベが来ました!
爽やかな香りと味で口の中がスッキリしました。
そしてお待ちかねのメインディッシュのお肉です。
子牛のステーキですって!
サラダも一緒に運ばれてきました。
まずはお肉です!
ナイフで小さく切ったお肉を口に運ぶ。
ジュワーって口の中に肉汁が広がります。
アルをこっそり盗み見るととっても優雅に食べておりました。
そう言えば私、今日マナーのお勉強中でした。
すっかり目的を忘れていました。
でも……どうやらフランス料理のようだから、なんとか大丈夫そうな気がしてきました。
あれ?サラダってどうやって食べるんだっけ?
アルの食べ方を見てからね……
皿を持たずに、メインのお皿に移して食べるのね!
危なくお皿を抱えて食べるところだったわ!
最初のコメントを投稿しよう!