0人が本棚に入れています
本棚に追加
もしかして、過去を変えてしまったからその代償で思い出せないのか?
ああ。そうか。
僕は過去に戻りこの男を殺したんだ。
この男と過ごした時間を全て消したくて、出会う前に戻り殺したんだ。
それほどまでに憎んだ理由なんてなんだろう。
今はそんなこと、どうでもいい。
だからか。
過去を変えた報いとして僕は時空の狭間に取り残されてしまったのか。
過去でもなければ未来でもない。時の流れのない言わば永遠の無。
そうか。僕は永遠の孤独を手に入れてしまったのか。
最初のコメントを投稿しよう!