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フレディの情報があったエリア8には1台のパトカーが向かっていた。 エリア8は北都市から西に30km行ったところにあり、工場地帯と森林が広がり住居が少ない地域だ。 相棒のコリー捜査官を助手席にハンドルを握るのはアジア系で黒髪のレイ?ウォン捜査官だ。レイは、突入部隊のリーダーで戦闘に慣れている。 「奥さんはこんな辺境の地まで来て何をしているんだ」 コリーは、窓から見える殺風景を横目に言った 「ワケありだな」 レイは、クールに答えた。 「そういや、今日は移動になった捜査官がウチに来るらしいぜ。」 「噂は住居聞いているが、北都市はコロニーで1番荒れている地域台だ。よっぽどの物好きか、問題を起こした奴しか来ない」 「前の支局ではかなりの問題児だったとか?」 北支局 本部 12:00 「カート殺しの事件で新しい情報です」 レディの妹アリー?ファンタジア捜査官がタブレットを片手に言い、スワンのデスクへ向かう 「レイ達を向かわせて正解?」 スワンはモニターを見ながら答える 「そうね。レイの端末に繋げます?」 「了解」 レイの端末に連絡した。 「ウォンだ」 レイはハンドルを片手で握りながら、携帯端末を操作する。 「アリーです。二人とも聞こえますか?」 「あぁ」 「感度良好」 パトカーの二人が答えた 「そこの工場地帯で間違いなさそうです。ブロック2と呼ばれる建物で、金属製品を加工している工場のようです」 「それで?」 「ブロック2の職員の話によるとフレディはカートと結婚する前、借金を背負っていて仕事を掛け持ちしていたらしくて、夜はブロック2で就業していたそうです」 「なるほどな、借金を返すためと言えば納得をせざるを得ない」 「その夜勤を利用して何かをしていた可能性は?」 パトカーの二人は推測した 「カートが死亡してからフレディと連絡が取れない状況が続いているんです。フレディも事件に巻き込まれた可能性が高い」 本部のアリーは不慣れながらにタブレットを使いながら情報を共有する。 「レディからの情報なんですが、カートは病気のお父さんの治療薬を探しにエリア8に向かったみたい」 「こんな所で一体どんな治療薬を探していたんだ」 「EX-TASYよ」 アリーは、例の広告を見ながら言った。
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