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ブーン…がしゃん。
あ、この音!
お母さんだ!
お母さんのクルマの音で目をあけた。いつの間にかまた寝ていたみたいだ。
私は玄関に走る。
お母さんお母さんおかえり!
よるごはん?
お腹すいちゃった!
お姉ちゃんの時みたいに、
お母さんのうしろをついてあるく。
「もう少ししたら、お父さんが帰ってくるから。」
待ちなさいってお母さんが言う。
えー。ちょっとだけ!お願い!
ずーと付いていく。
「仕方ないわね…」
そう言って、ゴソゴソしていたお母さんの手が止まった。
ごはん?
「お姉ちゃん!ハルにおやつあげたでしょう!」
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