第4話

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「…ボクも、ごめんね。  最近マタニティブルーズってやつで…。  いらいらしたり不安になったりして…。  それに加えて求められなくなったから…」 「ごーめんって。  でも、どっちみちできないだろ?子供に何かあったらいけないし」 「うん…。  で、でも口なら…」  そう提案すると、アダムはなぜか顔を真っ赤にした。  そんなに赤くされるとこっちまで恥ずかしくなる。 「イヴのえっち…。  我慢な?生まれたら、泣いても離してやらないから」  ボクの頬を親指で撫でながらアダムが悪い笑みを浮かべる。  ボクは彼の頬を両手で挟み、自分から口づけを落とした。 「…楽しみにしてるね」  2人の左手の薬指には、綺麗な輪が輝いていた。                -fin-
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