292人が本棚に入れています
本棚に追加
「愛美」
「祐介兄さん」
祐介兄さんが女性を連れて私のところへ。
「俺の婚約者、鈴木加奈子。
よろしくな。
これ、愛美。」
祐介兄さんは酔っているのか、
照れているのか、
ちょっとぶっきらぼうに呼び捨てで紹介した。
「これって、ひどいよ。」
笑いながら怒ってみせると、加奈子さんも苦笑している。
「鈴木加奈子です。よろしくお願いします。」
加奈子さんは頭を下げた。
「斉藤愛美です。
こちらこそよろしくお願いいたします。」
慌て頭を下げると、加奈子さんは微笑んでくれた。
丸顔で笑うと少したれ目になり、優しいそうな人だ。
最初のコメントを投稿しよう!