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「今日はありがとう。
弟も喜んでいると思うよ。
優子さん、もう自分の人生を考えたらどうかな?
弟も納得するよ。」
優子さん、私の母は
伯父さんの言葉に顔を曇らせた。
「でも、お兄さん、まだ心の中に生きているんですよ。」
「心の中に生きていてもいいじゃないか。
俺たちはもしかしたら人生半分をきっているかもしれないよ。
自分のために楽しもうよ。」
伯父さんの奥さん、
伯母さんもいつの間にか近くに来て、
「そうよ、優子さん、もう十分よ。楽しみましょう。」
と言って、
母の肩に手をおいた。
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