第1章

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寿命が長いと言っても、どこまで生きられるかまでは分からない。 因みに私は17歳なのでまだまだ生きます! 「着きましたね」 「うん!」 私たちはバスから降りて、ショッピングモールまでの道のりを歩く。 袴が珍しいのはわかるんだけど、あんまり見ないで。恥ずかしいよ……。 「ここですか。予想以上に大きいですね」 「ねぇ……。迷子にならないように気を付けないと」 私たちは肩を並べて中に入る。 うわっ! 見た目以上に広い! しかも涼しい! 「まずは服屋を探そう」 「これを持っていきましょうか」 そう言ってここの地図が書いてあるパンフレットを取る神楽。 ショッピングモールに地図があるのか……。ば、ババくさくないもん! あんまり町に来ないだけだもん! 「向こうだとこんなに大きなショッピングモールなんて無いからなぁ」 「そもそもいつもは町まで来ないですからね」 向こうにもちゃんとお店はあるのだ。 いつもはそこで用を済ませている。
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