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一つ収めても別の所で発生する歴史の歪みをまた修正する事態を抑えるにはこの業務を閉鎖するしかない。宇宙航空局は、一般人の観光事業を廃止して歴史の調査に限定することにした。
観光ビジネスとしては閑古鳥が鳴く宇宙航空局は、過去の歴史を意図的に変える事態を起こさずに未来を視察してその最悪な事態にならないように今の時間で方向転換することにする法案で動くことになる。
宇宙航空局は、宇宙への移動をメインにして事業を展開する。時間移動開発に携わった者は、歴史調査員として細々と事業展開する。考古学者化したクルーはその成果を学会で発表する。
老人になったクルーは表彰される。とっくに鬼籍に入った両親やかつての上司の墓へ報告する。そして、彼らの子供や孫も同じ宇宙航空局のスタッフとして宇宙や時間に貢献する。一人ずつ鬼籍に入っていくクルーは、その死後も表彰され、遺族が墓前に報告する。
登場人物
ケン 第1話に登場するこの章での主人公。理系の大学卒業 後にメーカーに勤務する。その後、宇宙航空局の管理職として転身する。後から宇宙飛行士として就職した息子を暖かく見守る。
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