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こうして孝三朗は教育委員会に呼ばれた。丁度学校では文化祭が開かれている時であっ た。学校の校庭に大きな大阪城が出現して、みんながその庭に整列していた。教育委員会 の指導主事は言った。
「今からブスに謝ってきなさい。生徒を『ブス』とは何ですか?」
孝三朗は謝る気なんてなかったが、仕方なく謝った。そして指導主事は言った。
「あなたは進学校に不向きなようですからコワレモノ高校へ行きなさい。」
こうして孝三はコワレモノ高校に赴任した。そこで教務部長から試験を返却するように言 われたので、先ずは3組の教室へ行って試験を返した。そして線路の踏切を渡って8組の 教室に着いた。このクラスがあまりにも騒がしかったので孝三朗は男子生徒のズボンを降 ろし、尻の穴へチ○ポを差し込んだ。
そのために孝三朗は精神病院へ入れられた。
16章・精神病院
ここは大きな精神病院である。医者が太い注射を持って病室をうろうろしていた。閉鎖病 棟には沢山の患者がいる。そこへ医者が入ってきて孝三朗は注射を打たれた。医者は何食 わぬ顔で花に水をやっていた。
「出せー。出せー。馬鹿野郎!」
孝三朗が騒いだので医者は尻の穴にナイフを突き刺した。なぜが痛くなかった。
この精神病院には一緒に入院している友人がいた。この友人(正確に言えば元友人)は不 安神経症で入院していて、孝三朗と仲が良かったが、ある日突然とんでもないことを孝三 朗に告げた。
「あんた、地震よりも日常生活の方が怖いと言ったなあ。この前の地震(阪神大震災のこ とか東日本大震災のことか解らない)で多くの人が苦しんでるんやぞ。何言うねん。あな たとは価値観が違うようやから絶交や。また、私かあなたかどちらにするか迷っている君 江ちゃんにも近づかないでくれるか?」
大体、人間の価値観なんか違って当たり前である。そんなことも解らないようで社会生活 は営めない。また、君江ちゃんってそんなにもてるのか?私は何とも思っていないのだが---。
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