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「冗談に決まってんじゃんw俺そんなキャラじゃないってww」
これである。いつものことだ。
俺は中学、高校と順調に進み、友達も多くいる。勉強もスポーツもそこそこできる。学校生活を楽しく送っているつもりだ。
高校でできた友達と帰路につき、家に着いた。
学校生活は楽しいのだがー
「はぁー、づがれだ(疲れた)ー」
大きくため息をつく。学校生活は楽しい。楽しいのだが、家に着いた時の疲れが妙に大きい。理由はわかっている。
自分の偽りすぎ。ようするにキャラ作りに疲れているのだ。
そもそも自分はどんな奴なんだ?周りはどう思っているのか?夏の暑さが思考の邪魔をする。
考えようとしたがやめた。とりあえずスマホを手に取り、自室のベッドに身を投げ出した。
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