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それから……
「ねえ、ダリア」
友人のジョアンナが心配そうに聞いてきた。
「もう王子の所へ行かなくてもいいの?」
この時間、お昼休みと言えば、狂ったように王子の元へ行き、ライバルたちを蹴散らしていた私を不思議そうに見る。
ゆったりとサンドイッチを食べて
「もう止めたの」
驚いた顔をする友人たち。
「だって、あれほど、妃になるって……」
「あなただったら……なれるでしょ」
ルシンダが真顔で言ってきた。
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